2015年5月25日月曜日

ものづくりの基本を体で覚えるための繰り返し作業

クリエーター科1年生が各分野に分属して4週間ほどになります。ものづくり講座に入ったのは30代女性と60代男性の2人でした。さっそく、いくつもの授業が並行して始まっています。

今年から少し変更したカリキュラムとしては、手工具と木工機械の授業を並行させたことです。去年までは、5月~6月半ばまでは手工具の授業を行い、その後、6月半ばから7月半ばまで木工機械の授業というように進めていました。 授業が変わると毎日のように触れていた手工具もあまり触らなくなり、せっかく覚え始めた手工具についての知識や慣れ始めた体が振出しに戻ってしまいます。木工機械についても同じことが言えます。短期間で覚えたことは、使わない限り忘れていってしまいます。

ものづくりの基礎は体で覚えるべきであり、そのためには長期間続けることが大事です。そのため、今年からは、手工具 と木工機械を半日ずつ2か月にわたって開講するように変更しました。



私が担当する木工機械の授業では、一通り機械の説明、使い方のレクチャー、安全についての講習を行い、その次に制作課題へ進みます。現在その1つ目の課題を行っているところです。まずは、教材として使える「サイズサンプル」作りです。

サイズサンプルは、ものをデザインする際に、実際の大きさ・ボリューム感を確かめられるようにするもので、あると便利な教材です。さまざまなサイズのものをそろえるので、木工機械を習う学生にしてみれば、繰り返し作業ができて機械作業の習得にもなります。



また、この授業で覚えてもらいたいことの一つに、「工程」があります。設計図があり、それを木取り表に落とし込むという前段階があり、そして実際のモノをつくる順序はある程度決まっています。そのため、各工程でどの機械を使い、そのとき何を考えなければいけないのかを考えてもらいます。後工程で、手戻りがないように、前工程で押さえておかなければいけないポイントを無意識に押さえられるようになるためにも、これまた繰り返し作業が必要になってくるのです。(それと同時に失敗する経験も)

そういった点を都度確認しながら、作業を進めていきます。

まだ木取り作業の途中ですが、四苦八苦しながら進めています。覚えることが多いので、大変だとは思いますが、やっているうちにいつの間にか「当たり前」になるよう、一つ一つを丁寧にこなしていってほしいと思います。