2014年11月19日水曜日

GoGo チェンソートレーニング 再び!

日本随一の研修量 現地で繰り返しトレーニングで己の技を磨け 


 みなさん、JIRIです。今日はエンジニア科の伐採と搬出の授業。
今年からはチェンソー操作の実習量が日本随一と言えるほど多くなりました。前回、特別教育に
続いて、STIHL社による指導、学校独自の指導を実施してきましたが、今回は夏休みを挟んで、
再度チェンソー操作を学び直します。

 各自が自分が使いチェンソーに合わせて、Myソーチェーンを作りました。それを自分が使うチェ
ンソーにセッティングして、演習林に向かいます。


 演習林は学校に付随しているので、歩いて移動。
最初は「水平切り」、そのカット面に水準器を置いて、自分がチェンソーを水平に操作し、平らな
カット面をつくれたかを確認します。

 松本さんは、女性ならではの繊細なチェンソーワークと感覚の良さで、お見事なカット面を作成
しました。

 写真に見るように、水準器はなかなかの位置を示しています。
なお、このヒノキ丸太はスギノアカネトラカミキリ(通称枝虫)に加害され、木材内部に変色まで
発生していました。


 東京出身の山本くんが後ろでロープワークの練習をしています。

 チェンソーを操作しているのは、新潟県佐渡出身の狩野くん。
格好も決まっていますが、まじめに練習に励み、少しずつ上達していくのが判ります。


 こちらでも水平切りの合わせ切りする置田くんの後ろで、坂口くんがロープワークの練習です。
山の斜面で練習することで、現地の斜面に体をどのように使えば良いのか、実践の中で学んで
いきます。


 女子学生の丸山さんも何度もチャレンジ。

 小柄ながら、円盤切断技術は確実にアップしています。


 途中、杉本先生が切れ味確認と操作見本を示します。

 水平の合わせ切りはどう操作するのか。また突っ込み切りからの左右操作はどうするのか。
学生が実践する内容を示します。


 チェンソー操作練習する中、ロープワークの試験も実施。
 試験するロープワークは、①ボーライン、②クローブヒッチ、③ティンバーヒッチ

 小森くんはうまくティンバーヒッチを作成。単にねじるだけはダメ、180度後ろ側まで到達して
いるか。ねじる回数は6回以上かなど、様々チェックされます。


 今日の最終練習は「受け口」づくり。

 最初の水平カットはOKか。斜め切りは30~45度か、70度か。会合点はきれいか。
そして受け口は伐倒方向に向いているか。

 何度やっても、JIRIからはOKが出ません。どうしてダメなのか、その理由を聞き、再度
チャレンジです。

 グループによっては、チェンソーの持ち方やエンジンの回転、様々なポイントを先生と学生が
一緒に考えて、意見を出し合います。

さぁ、明日は受け口づくりの再試験。ロープのたくし上げ試験。
そして、各種のチルホール操作実習です。 明日も頑張りましょう。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。