2014年9月3日水曜日

エンジンをふかし、チェンソー極めよ! 

山と森に響きわたるチェンソーの快音!

みなさん、JIRIです。

 STIHL社の旭さんと松本さんをお招きしてのチェンソー講習会最終日。エンジニア科1年生と
クリエーター科林業再生講座1年生が、三日間の連続講習の最終日を迎えました。


 今日は朝から学校に隣接する演習林で水平切りの練習です。チェンソー操作は下刃切り、上刃
切り、突っ込み切りからの左右切りで円盤をつくります。

 重要なのはガイドバーを前後、左右に水平に保てるか。エンジンの回転数は一定にアクセリング
できるか。
 クリエーター科の黒木さん、なかなか繊細なチェンソーさばきです。

 エンジニア科の室谷くんは腰が安定して、なかなかの構え。

 使用しているのはMS261の大型種ですが、うまく操作しています。エンジンが大きい分、切削能
力が高く、快音を響かせていました。


 林業再生の若こと、遠藤さんも愛用するハスクバーナ346XPGでなく、MS241を操作。

 水平切りは基本ですので、しっかり自分のポジショニングを確認していました。

 写真の右後ろでは飯嶋さんがしっかりと挑戦しています。


 さて、ここで旭さんが「競技」の提案。

 5つに分かれた各グループから代表選手を出して、水平切りで切り出す円盤の重さを競います。
勿論、薄く軽い円盤を切り出せば優勝ですが、薄くし過ぎて円盤の周辺が無くなれば失格です。

 エンジニア科の小森くん、松本さん、西澤くん、狩野くん、住田くんの5人が代表選手に選出。
下の写真は2位になった松本さん、女性ならではの繊細なアクセリングで、慎重に操作。

 

 選手5人が記念撮影。真ん中の小森くんが重量235gで優勝2位の松本さん(右から2番目)が
285gで、3位の西澤くん(左から2番目)が3011g、記録外ですが4位の狩野くん(右端)は円盤の
端が切れて無くなりましたが、参考重量は178gと惜しい成績。
 左端の住田くんは今回は残念でした。次回は慎重に挑戦しようね!


 競技が終了してから、斜め切りの練習に励む狩野くん、チェンソーパンツもチェンソーブーツも
決まってる。
 「安全のためには格好から入って良いんだよ」と言った私の言葉に忠実に守り、一所懸命に
チェンソーワークの練習。まじめな姿勢が評価できます。


 斜め切りがある程度終了したら、受け口づくりの練習です。

 いつもは平地で練習しますが、こうした演習林の林内で練習すると気合いが入る。真剣さが違
う。 足を踏ん張り、チェンソーをしっかり操作する。

 昨日から2日間、チェンソー操作練習ばかりなのに、全員が楽しく学べたのも旭さんや松本さん
のお陰、有り難う御座います。


 今日も現地終了時間の午後4時にはチェンソーの目立て、遠藤さんも、黒木さんも現場で
一日働いてくれたチェンソーをいたわりながら真剣に目立てに取り組みました。

 演習林から帰ったら、簡単に分解して掃除です。今日も一日ご苦労様でした。

 最後に栃木県の本社からお越し頂きました旭さん、松本さん、有り難う御座いました。今後も
宜しくお願い致します。
 
 さて、来週はJIRIの指導で50年生以上のヒノキの伐採です。気を引き締めて頑張りましょう。
 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。