クリエーター科課題研究発表会で涌井学長の言葉が響く
最初の発表は「林業再生講座」の田中さん、中嶋さん、渡邉さんの3人。講座主任の横井先生
から学生を紹介。
学生一人一人が発表する毎に、涌井学長がコメントをされました。
1.コナラの胸高直径からシイタケ原木・薪の収穫
2.素材生産における生産管理の実態と見える化導入の試み
3.フクシマの林業従事者が安心して働ける職場環境づくり
涌井学長のコメントは、専門の教員からも発せられないほど、高度な視点からの解析、評価、
それでいて判りやすい。納得できる。
学生や教員以外にも、父兄や一般の方も聴講可能でした。その中のお一人、大原林産の代表
取締役の小森さまから、発表内容についてご意見を頂きました。
他にも、岐阜県立国際園芸アカデミーの上田学長さんもお越下さり、福島県の林業について
発表した内容についてご意見を下さいました。
次の「山村づくり講座」は、天池さん
4.里山の自然・社会資源を活用したエコミュージアムの研究
-「馬瀬里山ミュージアム」を題材にして-
実際に現地に入って、地元の目線でどう向かうべきかを発表しました。
次は「IP養成コース」 講座担当の萩原ナバ裕作さんが、ナッキー(○ナッシーとは違う)の紹介
学長からは、各人が発表するたびに講評を頂きましたが、これだけ多様な分野でも、すらすらと
判りやすい講評をされ、ナッキーには「大人の論法」についても言及されました。
次の「木造建築講座」、冨田先生から堤さん、麗さん、山崎さんを紹介。
6.地域のための環境づくりとしてのセルフビルド建築
7.特殊なねじれを考慮した木造建築の構造設計の手法
8.地域性を活かした建築の設計手法に関する研究-揖斐川町春日地域からの考察
「ものづくり講座」は6人なので、3人づつ紹介
最初は松井先生が小池さん、長谷川さん、吉川さんを紹介。
9.障がい者と共につくる木のおもちゃ~いきがいと歓びにつながるものづくり~
10.木育講座サポーター養成プログラムの開発-指導者と園児をつなぐ役割-
11.都会のものづくりスペース都市生活者と森をつなぐ
発表者ラスト3人目は平木さん、
12.感性を育む木製遊具の研究-幼児教育の環境づくりのために-
ヒノキの枝を使ったピンクハウスの発表でした。
ラスト2は諸橋さん、
13.郡上踊り下駄プロジェクト 郡上の森林と文化と人を繋ぐ と題して、山と下駄、文化を
つなげる話、和服屋さんとのコラボ、デザイナーとのコラボについて発表。
さてさて、最後は花井さんです。
14.ヒノキの椅子 -軽やかな見た目で強度のある椅子を作るには-
家具の中でも椅子は強度が問題となるが、それをデザインや継ぎ手などを工夫して、ヒ
ノキでも安心して使える工法を検討しました。
さて、涌井学長はエンジニア科と2日間にわたって学生の発表を聞かれ、最後に全体講評を
されました。
一言一言、学生全員の名前をあげながら、しっかり評価され、学生も大満足。
聞いていた教員もl大満足。
手前味噌ではありますが、今年の課題研究発表はエンジニア科もクリエーター科も中身が濃く、
更には涌井学長の見識ある考察もあって、素晴らしい発表会であったと感じました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。