2013年5月31日金曜日

春日「茶畑オーナー会」の茶摘み活動に参加しました

山村づくり講座 実習レポート 

  「都市農山村交流実習」では、県内を中心として、実際に行われている、あるいはこれから始めようとされている、「山村と都市の交流活動」に注目し、現地の視察・活動への参加等を通じて、主催者や運営に関わる地域の方々、あるいは参加された都市部の皆様の声を聞かせていただきつつ、その中間で両者をつなぐ役割を果たしているキーマンを探し、そこに至る経緯やご苦労、今後の課題等について、お話をうかがい、できれば意見交換させていただき、「都市農山村交流」について、自分なりの意見を持てるようになることを狙いとしています。 
 今回は、揖斐川町春日地区において、(株)サンシャイン春日が主催している、茶畑オーナーの活動に参加させていただきました。 「天空の古来茶」 「在来ヤマチャ」「ヤブキタ種」「本当に美味しいお茶とは?」「遅霜の被害」「棚田オーナー制度」などなど・・・興味深いキーワードが次々と飛び交う中で、学生さんは何を感じ、どう捉えたのでしょうか?           
                                                    (教員 原島)


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  1年の伊藤です。

昨年から茶畑オーナー制度を取り入れた揖斐郡春日上ヶ流にある天空の古来茶園
へ行きました。
青い空と緑の茶畑は本当にいい景色でした。ピシッと一列にそろっているおなじ
みの茶畑の中に、モコモコと丸い形のお茶の木が。このモコモコした方 が日本
古来の栽培法なんだそうです。
 
 

岐阜県内だけだなく、中には関西から参加されたオーナーの方々と一緒に茶摘み
体験をさせてもらいました。





まず機械での収穫、手鎌による収穫を見せてもらい、よくある一列の茶畑は管理
がしやすいように人の手が加えられているんだと教えていただきまし た。

 



 

そして、摘み方を教えてもらったあと小さなかごを手にお茶の葉を摘み始めまし
た。『一芯三葉』の芯からもお茶の味が出ると聞いてビックリ!確かに 摘んだ
芯の部分も葉っぱと同じ色だなぁと納得。摘みたての葉っぱ(芯?)からはお茶
のいい香りがしていました。

 



  




  


茶摘みのあとは地元の方が用意してくださった山菜の天ぷらや佃煮などをいただ
きながらの交流会。
 

今年度最初のイベントで、自己紹介の中でオーナー の方そ
れぞれの思いを聞くことができました。もちろん地元の方がもっている上ヶ流の
お茶へのこだわりや熱い思いも伝わってきました。

 

近くの工場に移動して、収穫された茶葉が製品としての茶葉になるまでを見学さ
せてもらいました。生の茶葉は苦かったのに、蒸気、乾燥、揉む…数々 の工程を
経た茶葉はお茶の味でした!当たり前のことなんですが、苦い葉っぱをおいしく
いただけるものにする方法を考えた昔の人はすごいなと思いま した。

 
春日の民俗資料館も見学させてもらいましたが、山間部によくある養蚕の道具の
隣にお茶の収穫から出荷に関わる道具が並べられていて、春日という地 域の特
徴をおぼろげながらつかめた気がします。


根っからの日本人なのに日本茶について知らないことが多かったと気付きまし
た。次に参加させていただくときもまた新しい気付きが得られそうで楽し みで
す。ありがとうございました。次回もまたよろしくお願いします。

 




                              (以上 投稿者   原島)