2013年2月12日火曜日

県内初!「プレーリーダー研修会」オトナもコドモもおおはしゃぎ!



2月10日(日)~11日(祝)、アカデミーの短期技術研修×「みのプレーパークの会」×美濃市との3者による共催イベント「プレーリーダー養成研修会」が行われました。

実は、県内でプレーリーダーの養成が行われるのは、これが初めてです。

当日は、定員を大幅に超える29名もの方が参加しての大盛り上がり。

これからプレーパークを始めたいと思っている方々やすでに始めているという熱い志をもった方々が関市、美濃加茂市、多治見市、そして他県からも(新潟、富山、愛知)参加してくれました。

ゲスト講師は、日本で初めてのプレーパーク、羽根木プレーパークの初代プレーリーダーであり、現在は日本冒険遊び場づくり協会(IPA)の理事をされている、天野秀昭さんです。
 

 




















1日目午前中は、天野さんによる「なぜ今プレーパークが必要か」をテーマにした講演会。午後は、研修会参加者同士、ひとりずつ自己紹介をしながら「今回の目的」「知りたいこと」「課題」を挙げてもらいながら、それに対して、天野さんが答えていくというスタイルで進みました。時間のことなどすっかり忘れ、たっぷり1時間以上はオーバーしながらも天野さんのコメントに真剣に耳を傾けていました。

2日目は、プレーリーダー実習。といってもリーダーの心構え等は昨日お話済みなので、それを体感するということで、なぜかグループで「ベンチづくり」です。

なぜ「ベンチづくり」かというと、「皆のイメージを共有しながら形にしていく」という作業が「プレーパークを皆でつくる」という作業と似ているからです。なので、作るものが目的ではなく、そのプロセスに意味があるのです。なので、べつにベンチでなくてもいいのですが、子どもたちの居場所ということで「ベンチ」にしてみました。


 



















課題を出された参加者は、プレーパークの子どもたちのように、皆で真剣に思い思いのものを創り上げました。なにしろ楽しそうで、真剣で、とても素敵な時間でした。

午後はいよいよホンモノの子ども達がやってきました。来るわ来るわで46名の子ども達がぞろぞろやって来て、おおはしゃぎ!真剣に何かヘンなものをつくる大人たちを横目に、子ども達も自由に遊びます。大人も、子どもも真剣なのがいいですね。

近頃「大人が何かを作る姿を子ども達が見る機会がなくなっている」とは、講師の天野さんのコメント。確かに料理以外、家庭で子ども達が見るのは「消費する大人」の姿だけのようです。















屋根から飛び降りれるベンチも登場。
さっそく子ども達は次々と飛び降ります。


ぽかぽかの陽気の中、真剣に遊び、学んだ29名は、研修会終了後いい顔して家に帰っていきました。「すぐにでもプレーパーク始めます」そんな素敵なコメントもありがたかったです。

また来年もやりましょう。

自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
講師 ナバこと萩原 裕作