2012年9月5日水曜日

ぎふ清流国体 グッズ 制作も大詰め!



ものづくり講座で進めているぎふ清流国体のオリジナルグッズ製作。
3日目となる今日は、どのアイテムも成形加工が終了し、手磨き作業に入りました。



手磨きといっても、素手で磨くわけではありません。。。
サンドペーパーを使って、表面をペーパーがけしていく作業です。
表面の肌触りをなだらかにする目的の他に、
この作業をする時に、これまでの機械加工では加工しきれなかった箇所や発生した不具合などを
手作業で一つ一つ修正、補正するという目的も兼ねています。

といっても、それまでの工程での扱い(乱雑に置いたり、どこかにぶつけたりしてできる打痕や傷)や、
機械加工でのバリ、逆目による繊維のささくれ、摩擦熱による焦げなどが多ければ多いほど、
この手作業の重みは変わってきます。
つまり場合によっては上で書いた目的でいうと後者のほうが圧倒的に大きくなるのです。

今日は、教員が厳しくチェックを行い、何度もやり直しを命じなければいけないことになりました。
そこまで、、、、と思われるくらい細かくチェックします。
人様の手に渡る、しかもお金を頂いて買ってもらうモノを作るというのは本当に厳しいことなのです。
こちらが、これぐらいでいいか、と妥協してしまうと、
お客様にとって見ればその数倍以上に”こんなものか”ということになります。
だから、最後の砦である手磨き作業は、最後の工程にしてその商品を磨き”上げる”チャンスなのです。



今回は、学生にとっては、200個近い数を10数人で役割分担をして生産する初めての体験で、
初めて大量の手磨きを経験したということになります。
当初予定していた時間をはるかにオーバーしても終わらない手磨き。
一度これを経験すると、 いかにそれまでの機械加工での精度や治具の精度、部材の扱い方が
後々に響いてくるか身を持って理解してもらえたと思います。



さぁさぁさぁ、大詰めです。
パッケージもほぼ決まり、あとは最後の検品をして、梱包すればぎふ清流国体での販売を待つだけです。
ここまで来ると、ブログをお読みになっているみなさんも何をモチーフにしたものかお分かりですよね??