2011年5月31日火曜日

「TUNAGARI FESTIVAL」 に出展します

6月11日(土)に笠松町(笠松みなと公園)にて開催される「TUNAGARI FESTIVAL」に
アカデミーが出展することになりました。
※雨天の場合は翌日の12日(日)に開催されます。

この「TUNAGARI FESTIVAL」は、「人と人のつながり」「地球環境とのつながり」
「親子のつながり」「いろいろな考え方とのつながり」「過去や未来とのつながり」
などを参加者のみなさんと一緒に考えたり、感じたりできるお祭を開催しようということで、
計画されました。

当日は、東日本大震災支援活動、クラフトマーケット、フリーマーケット、ワークショップ、
フードショップ、ステージでは素敵なゲストの演奏が楽しめるなどなど!!
とにかくたくさんのつながりに出会えます。
アカデミーは「アースデイ岐阜2011」にて好評をいただいた「木と遊ぶ「木のおもちゃ広場」にて
参加します。ぎふの木を使った安心・安全な木のおもちゃに触れ、木のむくもりを感じてください。
もちろんアカデミーの紹介もします!
申込の必要はありません。当日直接会場へおこしください。

「TUNAGARI FESTIVAL」について、詳しくはこちらhttp://tunagari.chu.jpをごらんください。

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2011年5月30日月曜日

第2回 施業プランナー基礎研修 開催

第2回 施業プランナー研修 を開催しました。

今回は森林GIS研修と施業集約化の実例です。
森林GIS研修では岐阜県の「統合型GIS」の使い方と演習です。慣れないコンピュータ操作に、四苦八苦しながらオルソフォトデータや面積など、普段なかなか目にしない項目を実践勉強しました。
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後半戦は、郡上市のLSA(ローカルサポートアソシエイツ)の河合さんに、実際に提案型集約化施業を実施した実例を紹介してもらいました。
座談会を開催する前にいかに多変な作業があるかを、実体験を交えて説明していただき、研修生もわかりやすく学べたと思います。
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最後に、「わかちあい」 です。
講義を聴くだけでなく、研修参加者自身がこの提案型施業集約化について、何が大変かを理解しているかを討議です。
5~6人のグループでお互いに考えを出し合い、シェアリングしました。
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2011年5月26日木曜日

あらかしのだんだん竣工式(第10期自力建設)

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1年かけて設計から工事を行なってきた第10期自力建設が竣工しました。
10期自力建設ののテーマはバイオトイレです。今までの自力建設の中でも難しいテーマです。
一つ目に、第2期自力建設「みさきのちゃや」の増改築も同時に計画することが必要なことです。一からつくる新築と比べて、改修はすでにある建物を活かしつつ、計画、工事するわけですので、いろいろな制約もでてきます。
二つ目に、色々な工事が県警しあっていることです。外壁工事や屋根工事はもちろん、水道、電気、建具といった住宅であつかう工事種別は全て含んでいます。

工事を終え、中心となった木造建築スタジオの学生も晴れやかな顔をしています。
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第一部では、工事の流れをスライドで思い出と共に話しています。
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第二部では、現地に会場を移し、いろいろなセレモニーがありました。参加者は100人以上になり、建物に乗り切らないくらいに溢れています。
ここには、みさきのちゃやを設計した二代目棟梁も着ていただき、労いと激励の言葉も頂きました。「この自力建設で苦労したこと、学んだことが将来の糧になる。」実感がこもっています。
第二部の最後には、定番の長良川水系のおいしい水で乾杯をしました。
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2011年5月25日水曜日

創立10周年記念開学フォーラム開催

本学は2001年に創立しましたので、10年が経過しました。10周年を記念して、開学フォーラムを5月20日に開催しました。創立から7年間学長を勤められた熊崎実前学長が基調講演「アカデミー開学の精神」をされました。講演の中で、日本林業再生とアカデミーに期待する人材養成について、熱い思いで学生に語られました。
講演内容は、
  1.私の考えたアカデミーの教育理念
  2.経済のグローバル化と日本林業の課題
  3.中山間地の振興と森林バイオマスの利用
  4.オーストリアに学ぶ 眠れる「森の資源」を生かす道
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そして、教員、学生そして民間業界の方と「アカデミーの現在・過去・未来」のテーマで熱心にパネルディスカッションを開催しました。
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2011年5月24日火曜日

開学フォーラムの開催

 爽やかな晴天に恵まれ5月20日に開学フォーラムを本学・森林の情報センターにて「アカデミーの現在、過去、未来」をテーマとして開催されました。森林と人との共生を目指して開学した本学も、今年で10周年を迎えたところです。
 篠田善彦学長の開会挨拶に続き、初代学長である熊崎実先生(筑波大学名誉教授)からアカデミーの建学の精神について、アカデミーの理念と特徴である地方自治型自由学校、実践的なカリキュラム、少人数による個別指導など、「なぜ、アカデミーを創ったのか」熱く語っていただきました。
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また、熊崎先生のご専門である木質バイオマスエネルギーについて、オーストラリア・国内の事例を交えてご講演をいただきました。再生エネルギーである木質バイオマスは、太陽光・風力とともに東北地方の復興計画でも注目されておりテレビ取材もありました。
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お昼は、熊崎先生、篠田学長、学生、教職員も交えて、和気合い合いとランチタイムです。午後からは、岐阜県内で林業・製材業を展開している山共の田口社長さんを加えて、熊崎先生、篠田学長、学生代表をパネラーとして、アカデミーの良いところ、直したいところ、今後のあるべき姿について、業界の提言も交えパネラーと学生・教職員等が熱く討論を行いました。お互いの壁を取り払い、ある時は喧々諤々と率直な意見をぶつけ合いながら未来へ向けて歩むことが大切であり、建学の精神を振り返って本学の良さを改めて感じたところです。
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2011年5月23日月曜日

平成23年度「施業プランナー研修」始まる

岐阜県では健全な森林整備を推進するため、「提案型集約化施業」を実施できる人材を県下各地に配置しようと考えています。岐阜県下には、岐阜県と国の研修を終了した人が45名いますが、今年も岐阜県で18名の「施業プランナー」を巣立たせようと、ここ森林文化アカデミーで研修がスタートしました。
 平成23年度は5月20日から来年平成24年2月29日までの長丁場、実際の現場を想定した実践的な研修が繰り広げられます。


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第一回(5/20金)研修の様子


●施業プランナーとは
 スギやヒノキの人工林では、間伐など森林整備を進める上での問題は1.所有境界の明確化、2.コスト削減などがあり、こうした問題に立ち向かって森林整備を進める計画と実行する人です。
 【提案型施業】は施業に要する経費等を事前に明示することや施業実施後の完了報告等により事業の透明性を確保した施業。
【集約化施業】は森林所有者に対して積極的に森林整備を働きかけ、施業の取りまとめによる事業規模の拡大と安定的な事業量の確保を図るとともに、高性能林業機械の活用や作業路等路網整備により素材生産の低コスト化を行い所有者に対して利益を還元(負担を軽減)する施業。


●初回の5月20日は1「森林林業の現状と今後の施業方針」、2「提案型集約化施業の必要性」、3「作業システムの構築について」受講と議論を行いました。

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講義資料「森林施業の哲学~本田宗一郎氏のことば」より

今後も研修風景をブログ掲載していきますので、成長する研修生の姿を楽しみにしてください。


アカデミー教員:川尻秀樹

2011年5月19日木曜日

こんなん咲いてました82

今の季節、公園などで真っ白な花を一面に咲かせて目立つ木があります(上写真)。
ほとんど葉っぱを覆い隠すように咲いているので、遠くから見ると、まるで雪を
かぶったようです。

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わが森林文化アカデミーでも、小さな木が道沿いに並んで多数植えられていますが、
小さくてもあふれんばかりに花をつけています。

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この木は「ヒトツバタゴ」といって、国内では自然には木曽川に沿った東濃地方およ
び長野県の一部と、対馬にしか分布していない珍しい樹木です。見慣れない木という
ことで、ついた別名が「ナンジャモンジャノキ」だそうですから、該当する地域以外
では本当に珍しい木だったのでしょう。

実はこの種には、実をつける木とそうでない木があります。実をつける木が咲かせる
花には雌しべと雄しべがありますし(写真右側)、実をつけない方の木には、雄しべ
だけしかありません(写真左側)。こういった性表現を専門的には「雄性両全性異株」
といって、珍しいとされています。さすが珍しい「ナンジャモンジャ」だけに、性表
現も珍しいですね。

津田先生がアカデミー構内に植栽されている47個体を調べたら、両性個体が33、雄
個体が13、花がなくて不明の個体が1個体だったそうです。私は実のつく個体が好ま
れるのですべて両性個体だけかと思っていたのですが、そうでもなさそうです。苗を
挿し木ではなくて実生から生産しているとすれば、このくらいの比率になるのでしょ
うか。

��個1個の花は小さくて目立ちませんが、大量に花をつければ昆虫に対するアピール
力は強いですよね。くだらないギャグでも畳みかけられるとつい笑ってしまうような
ものでしょうか。ちなみにヒトツバタゴの属名であるChionanthus は、ラテン語で
「真っ白な花の」という意味だそうです。わかりやすい名前ですね。

ヒトツバタゴの真っ白な花を見たい人は、ぜひ森林文化アカデミーへ!

森林文化アカデミー演習林入山式

本学には約33haの演習林があります。
この演習林の入山式を5月13日(金)に行いました。
入山式には、学長を始め、教員や学生、県森林研究所や技術支援担当などの関係者約30人が集まり、山での安全を祈願しました。
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2011年5月18日水曜日

エゴノキのオトシブミ

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エンジニア科の実習フィールドワークでは毎週,校内や学校近辺の森林を散策し,そこに生育する生物相の季節的変化を観察しています。

このところ落葉樹の展葉が一段落し,オトシブミの揺籃を良く目にするようになりました。オトシブミの仲間は,葉っぱを器用に丸めて,中に産卵して子供を育てます。その名の通り,葉っぱを丸めた後で,チョキンと切り落としてしまう種もあれば,写真のように,うまいことぶら下げておく種もあります。写真はエゴノキにたくさんできていたエゴツルクビオトシブミの揺籃です。

揺籃はたくさんぶら下がっているのですが,それを作っている姿を目にすることはあまりありません。いつの間にかコッソリつくっているのでしょうか?

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いつくか木を見て回るうちに,漸く,エゴツルクビオトシブミが揺籃を製作している姿を発見しました。どうやら雌雄ペアで作っているようです。

といっても,オス(長い首が特徴)は上で見張りしていて,作業を手伝うわけではなさそう?です。

ちょっとボケてしまいましたが,下で葉を丸めようとしているのがメスです。こんな小さな虫が,体の何倍ものサイズの葉っぱをまるめるなんてすごいですね。

2011年5月17日火曜日

地域を読む3「地域の資源を知る」

聞き取りや文献調査で地域の資源を知ることがねらいのこの実習、今回のテーマは、
我らがアカデミーのある美濃市を支え続けてきた「美濃和紙」です。
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市内各地をまわって聞き取り調査をしていくうちに、和紙とは無縁だと思っていた市内の様々な産業も、実は美濃和紙生産で培われた技術があったからこそ成り立っているものが多いことを知りました。
そこから、伝統技術というのは、そのままの姿で継承するものもあれば、時代に応じて姿や形を変えて残されていくものもあるんだなぁと感じました。
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自分が知っていると思っている事でも、地域の人の口から直接聞いてみると、気付かなかった事や知らなかったことが、意外にたくさん出てくるものなんですね。これはインタープリターや地域に入って活動する人間にとっては忘れてはならない感覚だと思います。
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「模型飛行機」「関の刃物」「プラスチック」これらのキーワードには源流に『美濃和紙』があると言われています。気になる方は是非私達に聞きに来てください。更に新しい気づきがあるかもしれませんよ。

��環境教育・インタープリテーション研究会2年 新津裕 談)


2011年5月13日金曜日

地震に強い木造建築を考えてみよう

森林文化アカデミーでは生涯学習講座「住育を通じて『地震に強い木造建築を考えてみよう』」を開催します。

多くの方は「木造建築の耐震性」に対して誤った認識を持ってみえるようです。
それは多くの方が「住育(じゅういく)」に触れることの無い生活をしてきたからですし
「防災」に触れる機会が少なかったからです。
本講座では「住育」および「防災」の観点から、皆さん自身の安全・安心を守る「木造建築の耐震性」について
正しい情報を学びます。

講座は、講義と実習で構成されていおり、実習では、力の流れを考えて形を作ることを行います。


今回の講座は、忙しい社会人の方にも参加していただきやすいよう
夕方以降2時間程度開催の講座です。

会場は、アカデミーから出張し、JR岐阜駅に隣接したハートフルスクエアーGにて行います。


日  時:6月8日(水)18:00~20:00
場  所:ハートフルスクエアーG 研修室50(岐阜市)
対  象:一般の方
定  員:15名(抽選)
参 加 料:無料
申込締切:5月25日(水)

お申込をお待ちしています。



課外活動「美術クラブ」

アカデミーには学生が自ら作るクラブ活動があります。
今回、新しく「美術クラブ」が活動を始めます。
油絵で、木にこだわった作品にとりくみます。
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アカデミーのクラブ活動には他にも、「みのインタープリタークラブ」や「野球部」などがあり、授業以外でも得られるものがたくさんあります。
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2011年5月9日月曜日

「森のようちえん」を体験してみませんか?

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森林文化アカデミー生涯学習講座では、「森で過ごす『森のようちえん』」を開催します。
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森林空間を利用した幼児のための自然体験活動「森のようちえん」は、近年全国に広まりつつあります。
ここ、森林文化アカデミーでは、地域の子育てサークルと共同で「森のようちえん」を実施中です。
今回はそのプロジェクトのテイストをちょっぴりだけ体験してもらうための公開講座です。
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森の中での~んびり親子で過ごします。
特別なものはいりません。
そんな素敵な「森のじかん」を体験してみませんか?
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日  時:5月28日(土) 10:00~15:30
申込締切:5月14日(土)
集合場所:森林文化アカデミー「森の情報センター」
対 象 者:幼児(年少以上)とその保護者
参 加 料:保険料(500円程度)
定  員:15組30人程度
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2011年5月2日月曜日

「木のおもちゃ広場」が開催されました

生涯学習講座「木と遊ぶ『木のおもちゃ広場』1inアースデイ」が開催されました。

会場は今年で2回目となる「アースデイ岐阜2011」。(JR岐阜駅北口駅前広場にて開催)
「アースデイ岐阜」へは、アカデミーとして始めて参加しました。

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予定開場時間である10時前から多くの人で会場は賑わいはじめました。
森林文化アカデミーブースの「木のおもちゃ広場」もすぐに幼児連れの親子でいっぱいに!
木の積み木で遊ぶ親子が一日中出入りし、最終的には200名以上の方々に木のおもちゃを
楽しんでいただくことができました。

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そして、ただ楽しんでもらうだけでなく、子どもたちが遊んでいる間に、
保護者向けに木育のメッセージを伝えることもできました。

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また、木のおもちゃだけではなく、葉っぱの名札づくりや、間伐材を利用した木のイスについての展示解説、
森林文化アカデミーについての説明も並行して実施しました。

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途中14時頃から雨が降り始め、蜘蛛の子を散らすかのようにお客さんはいなくなりましたが、
木育やアカデミーを知らない多くの方々に「森林文化」「木育」のメッセージを伝えることが出来ました。


体験広場「木と遊ぶ『木のおもちゃ広場』」は、次回は8月に開催される「ぎふ山の日フェスタ2011」内にて開催します。
場所は、今回と同じく、JR岐阜駅北口駅前広場周辺を予定しています。
詳しくは、日にちが近づきましたらお知らせしますので、どうぞお楽しみに!